<嬰ト短調>
嬰ト短調の調号は♯が5つ。黒鍵を5つ全て使うので、ピアノ曲に人気がありそうだけれど今一つです。導音(第7音)ファがダブルシャープになることが多く、譜読みが面倒になるのも不人気の原因かもしれません。
<嬰ト短調の曲>
展覧会の絵「古城」(ムソルグスキー)
組曲「展覧会の絵」で「古城」と「ビドロ(牛車)」が嬰ト短調。管弦楽に編曲する際、ラヴェルはピアノ原曲通りに嬰ト短調のまま編曲します。管弦楽にとって鳴らしにくい調にも関わらず原調の嬰ト短調のまま編曲したのはやはり驚きです。今回はピアノ原曲版を、1951年録音、ホロヴィッツの演奏を紹介します。