黒鍵ペンタトニック はじめに
明治になり西洋音楽が本格的に導入されおおよそ150年。導入当時、人々は西洋の「ドレミファソラシ」の7音の音階にはなかなか馴染めませんでした。そこで従来の音楽との違和感ができるだけないように、2音を省いてできる5音の音階、ペンタトニックが重用されました。ペンタトニックは、唱歌や童謡はもちろん、演歌やポップスなどでも用いられ、現在まで広く愛用されています。
このコーナーでは、黒鍵の5音だけで構成される音階(四七抜き長音階、二六抜き短音階)を「黒鍵ペンタトニック」と呼び、毎月1曲楽譜とともにその曲にまつわるエピソードを紹介します。
もちろん楽譜のメロディは全て黒鍵で弾けます。伴奏には、どうぞお好みの黒鍵を即興でお使いください。