- 春日部で40年。あなたの街の音楽教室。ミュージックファームぷりま

ピアノ・声楽・ギター・バイオリン・フルート・クラリネット

BLOG

遠回りもそう悪くはない?得難い経験

大学でが専攻したのは「音楽学」です。学校の方針で単なる座学にならぬよう、副科ですが楽器演奏の実技も必修でした。副科実技の中で特に優遇されていた楽器がピアノでした。4年間の継続履修を条件に、他の楽器の倍の単位を当時は取得できました。学生の多くはこの恵まれたピアノのルートを選択し進むのですが、あろうことに私は二年次で道から外れ単位を失います。

その後、苦難の道が待ち受けます。私はピアノ以外の楽器経験はありませんでした。いくら副科実技とはいえ、ヴァイオリンやフルートといったメジャーな楽器では、とても授業についていけません。途方に暮れていた私を救ってくれたのが、非西洋圏のいわゆる「民族楽器」でした。インドのシタール、インドネシアのガムラン、朝鮮半島の伽耶琴、そして日本の雅楽。さすがに未経験者ばかりが多く、授業も和気あいあい。「小泉文夫記念資料室」に楽しく授業に通ったのを思い出します。

なお小泉文夫先生は、日本に民族音楽を広めた第一人者で、山下洋輔氏、坂本龍一氏など数多くの音楽家に影響を与えました。私の在学時には既にお亡くなりなっていましたが、小泉先生が残してくださった記念資料室のおかげで、私は副科実技の単位を何とか取得し、大学卒業までたどり着くことができました。

今思えば随分と遠回りをしましたが、様々な地域の楽器に幅広く触れた経験はとても得難いものでした。そして今、あらためてピアノに向き合う私の血肉になっていると思います。

最新ブログ

2024年5月26日
黒鍵ペンタトニック 「あめふり」(中山晋平)
image
「あめふり」(中山晋平) 昭和初期の童謡運動では「赤い鳥」や「金の星」等の児童雑誌がその中心を担いました。楽譜が雑誌に掲載されることで、多... 続きを読む
2024年5月19日
ぷりま音楽歳時記 2-13. イ短調
image
<イ短調> イ短調は調号なし。マッテゾン曰く「むしろ沈痛で、辛抱強い。」意外にも金管楽器があまり得意としない調です。弦楽器は開放弦を使える... 続きを読む
2024年5月12日
今月の一冊 山下洋輔著『新編 風雲ジャズ帖』
image
『新編 風雲ジャズ帖』 山下洋輔著/平凡社/ISBN(13)978-4582765021 山下洋輔トリオでの公演旅行記を収録したのがこの... 続きを読む

ブログをすべて見る

最新ブログBlog

2024年5月26日
黒鍵ペンタトニック 「あめふり」(中山晋平)
image
「あめふり」(中山晋平) 昭和初期の童謡運動では「赤い鳥」や「金の星」等の児童雑誌がその中心を担いました。楽譜が雑誌に掲載されることで、多... 続きを読む
2024年5月19日
ぷりま音楽歳時記 2-13. イ短調
image
<イ短調> イ短調は調号なし。マッテゾン曰く「むしろ沈痛で、辛抱強い。」意外にも金管楽器があまり得意としない調です。弦楽器は開放弦を使える... 続きを読む
2024年5月12日
今月の一冊 山下洋輔著『新編 風雲ジャズ帖』
image
『新編 風雲ジャズ帖』 山下洋輔著/平凡社/ISBN(13)978-4582765021 山下洋輔トリオでの公演旅行記を収録したのがこの... 続きを読む

ブログをすべて見る