- 春日部で40年。あなたの街の音楽教室。ミュージックファームぷりま

ピアノ・声楽・ギター・バイオリン・フルート・クラリネット

BLOG

間違えても機転を利かせてのりこえたい

楽譜はとても優れた記憶メディアで、私たちが現在、300年近く前の音楽を演奏できるのも作曲家が楽譜に書き残してくれたおかげといえます。

ただあまりに楽譜が優れているので、その通りの音の高さ・長さで演奏さえすれば、それらしくなります。ですから私たちはつい楽譜通り間違えずに演奏することを重要視してしまいます。

ですが「人生が筋書きのないドラマ」である様に、演奏でも楽譜通りにいかない場面に出くわすことはままあります。どんなことがあっても間違えないで演奏するよう備えることは、もちろんある程度は可能です。時間をかけ、何度も反復練習を重ね、徹底的に体に叩き込んで覚える方法です。でもこうした競技的なスリルある方法は、練習に専念できる環境が整っていて、時間も体力にも余裕のある人に限られます。日常生活を営みつつ趣味としてピアノを楽しむ方法としてはあまりお勧めできません。

となれば、やはり演奏中に、ある程度間違えてしまうのは致し方のないことだと私は考えます。「間違えないよう」と注意深く演奏する以上に大切なのが、「間違えたらどうするか?」です。つまりその場で「機転」を利かせてその間違えを何とかのりこえてしまうことだと私は考えます。

音楽での「機転」とは「即興(アドリブ)」です。これはクラシックピアノのメソードには、あまりなく私自身も試行錯誤の真っ最中です。ですが「黒鍵ペンタトニック」でその糸口をつかんでみたいと思います。コロナも5類に移行した今、始動したいと思います。

五線譜の前身、グレゴリオ聖歌譜線ネウマ(14~5世紀)

 

最新ブログ

2024年7月21日
ぷりま音楽歳時記 2-15.ロ短調
image
<ロ短調> ロ短調の調号は♯が2つ。マッテゾン曰く、「奇妙で、喜びを欠き、憂鬱」な調。確かに主音シは白鍵の中では不安定な音。それゆえシリア... 続きを読む
2024年7月14日
今月の一冊 大石始著『ニッポン大音頭時代』
image
『ニッポン大音頭時代』 大石始著/河出書房社/ISBN(13)978-4309276137 すっかり日本の伝統とばかり思いこんでいた音頭... 続きを読む
2024年7月7日
録音で「やったつもり」練習にならないように
image
私は普段、必要最低限しか鏡は見ません。セルフポートレイトも苦手で、古くはプリクラ、現在ではスマホの自撮りはほとんどやったことがありません。それど... 続きを読む

ブログをすべて見る

最新ブログBlog

2024年7月21日
ぷりま音楽歳時記 2-15.ロ短調
image
<ロ短調> ロ短調の調号は♯が2つ。マッテゾン曰く、「奇妙で、喜びを欠き、憂鬱」な調。確かに主音シは白鍵の中では不安定な音。それゆえシリア... 続きを読む
2024年7月14日
今月の一冊 大石始著『ニッポン大音頭時代』
image
『ニッポン大音頭時代』 大石始著/河出書房社/ISBN(13)978-4309276137 すっかり日本の伝統とばかり思いこんでいた音頭... 続きを読む
2024年7月7日
録音で「やったつもり」練習にならないように
image
私は普段、必要最低限しか鏡は見ません。セルフポートレイトも苦手で、古くはプリクラ、現在ではスマホの自撮りはほとんどやったことがありません。それど... 続きを読む

ブログをすべて見る