- 春日部で40年。あなたの街の音楽教室。ミュージックファームぷりま

ピアノ・声楽・ギター・バイオリン・フルート・クラリネット

BLOG

黒鍵ペンタトニック 「ホンダラ行進曲」(クレージーキャッツ)

ホンダラ行進曲クレージーキャッツ/萩原哲晶 作曲

日本のノベルティソングで欠かせないのは、何といってもクレージーキャッツでしょう。「昭和」の高度経済成長真っ盛りの折、国中を笑いに包みこんだコントグループです。しかもただの「お笑い」グループではなく、メンバー全員、進駐軍のキャンプ回りで、その名を轟かせた腕利きのミュージシャンでもあります。

そもそも現在名だたる芸能事務所、渡辺プロ・ホリプロ・サンミュージック・田辺エージェンシーは、みな進駐軍のキャンプ回りのミュージシャンをを経て創業しました。クレージーキャッツは渡辺プロの屋台骨を支え、映画・テレビで大活躍するのです。

クレージーキャッツの陽気で「C調」な曲は、実にペンタトニック(特に四七抜き長音階)の曲が多く、どの曲を選ぶか悩むほどです。ですが、今回は「ホンダラ行進曲」を取り上げたいと思います。

この曲はイントロで「軍艦行進曲」と「丘を越えて」を掛け合わせたパロディ行進曲。どこかへ行進したい抗しがたい気持ち、平和な現世でどこへ行進したらよいかも分からない。けれど「ホンダラッタホイ」と進もう(ラジオ「大瀧詠一の日本ポップス伝」より)。

前回のオリンピックの翌年、1965年に発表のこの曲。どこか今の世相にも通じるところもあるかもしれません。

 

最新ブログ

2024年12月1日
「公共的」音楽体験のありがたさ
image
ソニーのウォークマンが発売されたのが、40年以上前の1979年。小型の機器でしたが、音楽の従来からのあり方を大きく変えた革命的で画期的な製品でし... 続きを読む
2024年11月24日
黒鍵ペンタトニック 「風をあつめて」(はっぴいえんど:細野晴臣)
image
「風をあつめて」(はっぴいえんど) 前々回のエントリーで触れた「はっぴいえんど」に話は戻ります。 1971年、アルバム「はっぴいえんど」... 続きを読む
2024年11月17日
ぷりま音楽歳時記 2-19.変ホ短調
image
<変ホ短調> 変ホ短調の調号は♭が6つ。♯6つの嬰ニ短調と異名同音調、どちらも同じ音構成なのに、変ホ短調の方が使用頻度が高い印象です。嬰ニ... 続きを読む

ブログをすべて見る

最新ブログBlog

2024年12月1日
「公共的」音楽体験のありがたさ
image
ソニーのウォークマンが発売されたのが、40年以上前の1979年。小型の機器でしたが、音楽の従来からのあり方を大きく変えた革命的で画期的な製品でし... 続きを読む
2024年11月24日
黒鍵ペンタトニック 「風をあつめて」(はっぴいえんど:細野晴臣)
image
「風をあつめて」(はっぴいえんど) 前々回のエントリーで触れた「はっぴいえんど」に話は戻ります。 1971年、アルバム「はっぴいえんど」... 続きを読む
2024年11月17日
ぷりま音楽歳時記 2-19.変ホ短調
image
<変ホ短調> 変ホ短調の調号は♭が6つ。♯6つの嬰ニ短調と異名同音調、どちらも同じ音構成なのに、変ホ短調の方が使用頻度が高い印象です。嬰ニ... 続きを読む

ブログをすべて見る