- 春日部で40年。あなたの街の音楽教室。ミュージックファームぷりま

ピアノ・声楽・ギター・バイオリン・フルート・クラリネット

猫ふんじゃった~楽譜の見た目にご用心~

小学校の音楽の授業の前後の休み時間など、教室のオルガンや鍵盤ハーモニカで、友だちたちがにぎやかに「猫ふんじゃった」を速弾きして遊んでいたのを思い出します。

私はピアノを習っていたにもかかわらず、その輪に加わることが出来ませんでした。というのもどう弾くのかを知らなかったからです。きっといつかレッスンで習うだろうと思っていたのですが、結局習うことはありませんでした。

その理由はきっとその譜面のせいにあるのでしょう。以下の譜面が「猫ふんじゃった」の冒頭です。

調号の数が♭(フラット)6つの変ト長調です。その譜面の強面ぶりにはつい近寄りがたいオーラがありつい敬遠したくなります。ですが、手遊びのつもりで指先の感触で鍵盤位置を覚えてしまえば、譜面要らずで案外弾けてしまうのです。

このように楽譜の見た目が難しそうでも、楽に覚えてしまう場合もあれば、楽譜が簡単そうに見えても覚えにくい場合もあります。例えば調号のない白鍵ばかりのハ長調の曲は、最初の譜読みは比較的楽に進みます。ですが、凹凸のない平坦な白鍵ばかりなので一度弾けても指先の感触で覚えるのに苦労することがあります。一方、調号の多い変ト長調では、「ド♭」が白鍵の「シ」と同じ位置になる等、譜読みがやや面倒です。でも黒鍵の凹凸に触れられるおかげで、一度弾けるようになってしまえば指先の感触で覚えてしまえるのです。

楽譜の見た目でつい弾き易さを判断したくなりますがくれぐれもご用心ください。

ぷりま音楽歳時記 2-7. 変ト長調

変ト長調

変ト長調の調号は♭が6つ。作曲家スクリャービンはこの調を「鮮やかな青」と色聴(正確には異名同音調の嬰へ長調について)。この調は黒鍵を全て使えるのでピアノ曲に多いのが特徴です。

<変ト長調の曲>

前奏曲集第1巻第8曲「亜麻色の髪の乙女」(ドビュッシー

亜麻色とは薄い黄褐色ですが、亜麻の花はなんと「鮮やかな青」です。(ちょっとこじつけ気味ですが…)今回紹介するのはイタリアの名ピアニスト、ミケランジェリの1978年の演奏です。

ぷりま音楽歳時記 7.変ト長調

変ト長調

変ト長調の調号は♭が6つ。この調を得意とするのがピアノです。他の楽器では、鳴らしにくい調なので、ピアノ特有の調と言えるでしょう。

<変ト長調の曲>

黒鍵のエチュード Op.10-5/ショパン

1923年録音

1933年録音

1942年録音

この曲は1か所を除き、右手全部を黒鍵だけで弾くので、この俗称が用いられています。今回紹介するのは、アルフレッド・コルトーの演奏による歴史的録音。1923年、1933年、1942年に録音したものを聴き比べてみましょう。ハイレゾな現代では考えられない、19世紀的なロマンティックでおおらかな演奏がとても魅力的です。

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