- 春日部で40年。あなたの街の音楽教室。ミュージックファームぷりま

ピアノ・声楽・ギター・バイオリン・フルート・クラリネット

今月の一冊『見えないものに、耳をすます』

見えないものに、耳をすます―音楽と医療の対話-

またしても対談本の紹介です。2017年にEテレ「SWITCHインタビュー達人達」の放送内容に、さらに追加対談、書下ろしを加えて再構成されたのがこの本です。

まず何といっても良いのがそのタイトルです。見た目やビジュアルを重視しがちな昨今、やはり「見えないものに、耳をすます」ことは大切だと思います。

対談主は朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の音楽でおなじみの音楽家・大友良英氏と現在、軽井沢病院の院長を務める医師・稲葉敏郎氏です。

今月の一冊『小澤征爾さんと、音楽について話をする』

小澤征爾さんと、音楽について話をする

対談本は読み易くとても好きですが、その中でも特におすすめなのがこの1冊です。

ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番について、ピアニスト/指揮者の組み合わせの違いで聴き比べをしていく「第1回」は特に面白いです。グールド/バーンスタインの他、グールド/カラヤン、ゼルキン/バーンスタインの組み合わせで演奏を比較しています。

同じ曲でも演奏者が違えばその味わいも変わる。これぞクラシック音楽の妙です。

今月の一冊  養老孟司・久石譲著『耳で考える』

『耳で考える』

養老孟司・久石譲/角川文庫/ISBN(13)978-4047102057

音楽専門書も好きですが、音楽家と異業種のプロによる対談本も好んでよく読みます。

今回紹介するのは、ジブリアニメをはじめ映画音楽でもすっかりおなじみの久石譲氏と「バカの壁」のベストセラーでも有名な解剖学者、養老孟司氏との対談本です。

対談(おしゃべり)から縦横無尽に話題が広がり、その内容に興味は尽きません。

養老先生が、仕事中はずっと音楽を流しっぱなしの「ながら族」であることが分かり、大変共感してしまいました。

 

今月の一冊 小澤征爾・武満徹著『音楽』

『音楽』

小澤征爾・武満徹著/新潮社/ISBN(13)978-4101228037

日本を代表する指揮者、作曲家による対談集です。出版されて40年以上も経つのに、その問題提起はまったく古びることなく、現在に通じることが多いと思います。特に「音楽の聴き方、習い方」(67頁)そこで小澤氏は、「僕も音楽の本質は公約数的なものではなく非常に個人的なもので成り立ってると思うんだよ。」と述べております。私もレッスンを進める上で、とても大切なことだと思っております。

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