新たな音楽との出会いこそ私が音楽を続ける原動力
私自身、40年以上音楽を続けていますが、その原動力が何なのかを最近よく考えます。ピアノを弾くだけだったら、練習でしょっちゅうスランプに陥り嫌気さすので、とてもじゃないけれどここまで続けられなかったと思います。
その点、スランプ知らずで続いているのが音楽を「聴く」ことです。あたかも生きていくためのエネルギー補給のための食事の如く、もはや音楽を「摂取」しているといっても過言ではない気もします。そしてその摂取する音楽ジャンルも雑多です。私自身が演奏するのはもっぱらクラシック音楽なので、一時、摂取する音楽もクラシックに絞ったことがあります。すると偏食が祟ったのか心身に不調をきたしました。やはり栄養バランスが大切で、ジャンルの垣根をこえ雑多に音楽を摂取すると無事に復調して現在に至ります。
自分の好みの音楽ばかりを摂取しても偏るし次第に飽きてきます。そうなると外部からの刺激が重要、そこで以前もこちらでも触れましたが、やはりラジオです。地上波放送をインターネット経由で聞ける「radiko」を私は大変重宝しております。様々なジャンルの音楽番組を週に10近くも聞いて、未知なる音楽との出会いを楽しみにしています。曲名等、放送で聞き逃してもタイムフリーサービスがあるので本当に助かります。
ラジオで知った曲を更にサブスク音楽配信サービスや動画サイトで調べると一層世界が広がります。どうやら新たな音楽との出会いこそが、音楽を続ける私の原動力といえそうです。