黒鍵ペンタトニック「白い色は恋人の色」(ベッツィー&クリス)
「白い色は恋人の色」(ベッツィー&クリス/作曲:加藤和彦)

1967年12月「帰ってきたヨッパライ」でデビューしたザ・フォーク・クルセダーズは、翌年12月、シングル「青年は荒野を目指す」を発表し、自ら定めた1年の期間限定の活動を終え解散します。その後、メンバー各々、ソロ活動を始めます。特に加藤和彦の音楽スタイルはフォークにとどまらず、1970年代は、サディスティック・ミカ・バンドを率いてロックスタイルで活動します。70年代末から80年代初頭は、バックバンドにY.M.O.のメンバーを従え「ヨーロッパ三部作」を制作する等、変幻自在にそのスタイルを変えていきます。それに加え、他アーティストへのプロデュースや楽曲提供も行い活躍しました。2009年、62歳で急逝、2024年にはドキュメンタリー映画「トノバン 音楽家加藤和彦とその時代」が公開され、その音楽作品の再評価の機運も高まっています。
加藤の最初のソロアルバム「ぼくのそばにおいでよ」(1969)の発表とほど近い時期にアメリカ人のフォークデュオ、ベッツィ&クリスへ楽曲提供したのが、今回紹介するこの曲。作詞したのは、やはりザ・フォーク・クルセダーズのメンバーだった北山修です。作詞家として成功したのち、精神科医として大学教授としても活躍しました。なお加藤&北山コンビで作られた代表曲が「あの素晴らしい愛をもう一度」(1971)になります。
この曲の冒頭のメロディは四七抜き長音階で作られています。サビで第7音が加わって盛り上がる王道的な展開の曲といえます。
