時々の結果に左右されることなく日々粛々と
コロナ禍での緊急事態宣言からはや6年。対面レッスンが出来なくなりその対策に七転八倒していた当時をふと思い出します。その最たるものがリモートレッスンで、あれこれ試したものの結局うまくいかず、徒労感と無念さだけが、当時は残りました。
ただコロナ禍で、SNSを苦手とする私がLINEを始めてみたり、教室のホームページを開設したり、仕事でインターネットを活用し始めたのは大きな変化で、今に至る第一歩となりました。レッスンでも変化がありました。それまではレッスン時にボイスレコーダー等で模範演奏を録音して、生徒さんに渡していました。ですが、現在では手元を撮った動画を渡すようになりました。スマホで映した動画をLINEで送るのです。音声に加え、具体的な運指まで確認できるので、まさに鬼に金棒です。模範演奏を音声から動画に切り替えたところ、皆さんの練習効率も上がっているようで、私も大きな手応えを感じています。

このスマホの手元動画を活用できるようになったことで、リモートレッスンでの失敗に対する無念さがようやく晴れたように思います。スマホ用のアームスタンドを準備したり、撮影角度を工夫したり、リモートレッスンに向けての試行錯誤がようやく日の目を見るようになり、当時の労力がやっと報われたように感じたのです。
労力に対してその都度、直接的に報われたいものですが、こうして間接的にめぐりめぐってくることもあるのです。いつ結果が出るか分からないからこそ、それに左右されることなく日々粛々と試行錯誤を続けるに限ります。
