ぷりま音楽歳時記 3-16.嬰へ短調
<嬰へ短調>

嬰ヘ短調の調号は♯が3つ。肝心な主音(第1音)と属音(第5音)が黒鍵の音なので管弦楽器にとってはなりにくい調といえます。ピアノにとっても音階の半数が黒鍵というのが微妙なところです。
<嬰へ短調の曲>
この曲の第1&3楽章が嬰ヘ短調。バロック・古典派の音楽へ回帰する当時の風潮で、あえて当時使われていなかったこの調を選ぶあたりが、さすがラヴェルです。これぞ「新古典主義」といえます。今回紹介するのは、1913年、自動ピアノに録音されたラヴェル自身の演奏です。(第3楽章はありませんがご了承ください。)
