- 春日部で約半世紀。あなたの街の音楽教室。ミュージックファームぷりま

ピアノ・声楽・ギター・バイオリン・フルート・クラリネット

BLOG

黒鍵ペンタトニック 「真夏の出来事」(平山三紀)

「真夏の出来事」(平山三紀/筒美京平作曲)

今回は前回のエントリーで紹介した筒美京平が作曲した平山三紀が歌う「真夏の出来事」です。

1970年代初頭に筒美京平は“メロディー・メーカーからサウンド・メーカー”へと何度か語っているのだがまさにその通りで「真夏の出来事」こそが、“サウンド・プロダクション”の必要性を痛切に感じていた筒美京平の“サウンド作り”の一つの完成形を提示した日本のポップスの金字塔である。(CD「Kyouhei Tsutsumi History」ライナーノート58頁)

筒美とこの曲を作詞した橋本淳とが共同で設立した事務所に平山は当時所属していました。つまり身内ともいえる平山の曲で、筒美は新たなるサウンド作りを遠慮なく試行錯誤したのでしょう。

この曲では、平山の歌唱に対し、楽器・コーラスがバックで見事に絡み合ったサウンドを作り上げます。そしてそこで鍵を握るのが、ペンタトニック(5音階)なのです。

譜例①のベースラインに譜例②のイントロが重なります。譜例③のイントロ終わりから譜例④の歌い始めへとスムースに受け渡されます。譜例①~④のいずれもペンタトニック(5音階)で作られています。5音であれば、メロディが複数重なっても、お互いに衝突せず共存することができるのです。

これぞ筒美京平の作曲術の妙と言えます。

最新ブログ

2026年4月12日
今月の1冊『グレン・グールドは語る』
image
『グレン・グールドは語る』 前回のエントリーで触れたグレン・グールドへの電話インタビュー(1974年、3日間で計6時間)をまとめたのが本書... 続きを読む
2026年4月5日
グレン・グールドのメディア論が私に与えた影響
image
私の音楽観に強い影響を与えたのが、ピアニストのグレン・グールドです。ただしそれは、彼の誰も真似ようのないピアノ奏法ではなく、録音についてを中心に... 続きを読む
2026年3月29日
黒鍵ペンタトニック「結婚しようよ」(吉田拓郎)
image
「結婚しようよ」(吉田拓郎) 1970年代に入ると日本での若者たちによる「政治の季節」に陰りが見え、1972年2月の「あさま山荘事件」でそ... 続きを読む

ブログをすべて見る

最新ブログBlog

2026年4月12日
今月の1冊『グレン・グールドは語る』
image
『グレン・グールドは語る』 前回のエントリーで触れたグレン・グールドへの電話インタビュー(1974年、3日間で計6時間)をまとめたのが本書... 続きを読む
2026年4月5日
グレン・グールドのメディア論が私に与えた影響
image
私の音楽観に強い影響を与えたのが、ピアニストのグレン・グールドです。ただしそれは、彼の誰も真似ようのないピアノ奏法ではなく、録音についてを中心に... 続きを読む
2026年3月29日
黒鍵ペンタトニック「結婚しようよ」(吉田拓郎)
image
「結婚しようよ」(吉田拓郎) 1970年代に入ると日本での若者たちによる「政治の季節」に陰りが見え、1972年2月の「あさま山荘事件」でそ... 続きを読む

ブログをすべて見る

体験
レッスン
受付中