<嬰へ短調>
嬰ヘ短調の調号は♯が3つ。主音が黒鍵の音で管・弦ともに鳴らしにくい調。黒鍵数が3つと微妙なので、ピアノでも弾きにくく、あまり人気がありません。
<嬰へ短調の曲>
交響曲第45番「告別」(ハイドン)
鳴らしにくい調であることを逆手にとったこの曲。終楽章では演奏中に次々と奏者が舞台から退場してしまう、まさに「告別」そのもの。さすがアイデアマン、ハイドンならではの曲です。今回紹介するのは、マーラー室内管弦楽団 &ヴァイオリンの ペッカ・クーシストによる2023年のボン・ベートーヴェン音楽祭での映像です。