山と同じくピアノも頂き高く懐深い
私は年に数回、山歩きをします。そのほとんどは夏の避暑が目的です。普段のウォーキングの延長で、ややアップダウンある道を少し長い距離歩く程度です。そして歩き終えた後、その疲れをとるために温泉に浸かるのが何よりの楽しみなのです。同じ山遊びでも、寒い雪山でのスキーなどのウィンタースポーツや山小屋に泊まるような本格的な山登りにはあまり興味はありません。私はともあれ、山の楽しみ方は本当に多種多様で奥が深い。湖畔を眺めるだけでも楽しいし、その一方、命懸けで最高頂を目指す挑戦まであります。まさに頂き高く懐深い。
ピアノも山のような多様性があると思います。ジャンルにしてもクラシック、ジャズ、ポップス等種々多彩。同じクラシックでもバロック、古典派、ロマン派、近現代と時代毎にスタイルが異なります。もちろん作曲家毎にも作風は異なります。膨大なレパートリーの中から自分に合った音楽を探し出すのも本当に楽しいものです。そしてコンクール等、極限状態の中、技術的な頂きを目指すこともできます。発表会などで多少の緊張感を味わいながら演奏を楽しむこともできます。もちろん家で一人で心安らかに弾くのも楽しいです。
私はそんな頂き高く裾野が広く懐深いピアノのガイド役です。皆さんがピアノを楽しめるように、適切なコースを案内したいものです。もちろん私が知りうるピアノの魅力はたかが知れています。でも少しでも多くの魅力に私自身も気づいていけるように日々学んでいきたいと思います。
(数年前に撮影した奥日光・刈込湖の写真。涼しかった~♪)