ぷりま音楽歳時記 2-13. イ短調 2024年5月19日 イ短調,ぷりま音楽歳時記 <イ短調> イ短調は調号なし。マッテゾン曰く「むしろ沈痛で、辛抱強い。」意外にも金管楽器があまり得意としない調です。弦楽器は開放弦を使えるので、よく用いられます。 <イ短調の曲> アルペジョーネソナタ第1番(シューベルト) アルペジョーネとは、シューベルトの時代に存在したチェロとギターをかけ合わせたような楽器です。今回紹介するのは、アルペジョーネはN.デルタイユ、フォルテピアノがA.ルディによる当時のオリジナル楽器での2012年の演奏です。
ぷりま音楽歳時記 13. イ短調 2022年5月8日 イ短調,ぷりま音楽歳時記 <イ短調> 今回より短調です。さて最初は調号なしのイ短調です。同主調が非常に明るいイ長調(♯3つ)なので、そのコントラストで一層悲しみが増すように感じます。 <イ短調の曲> ピアノ協奏曲 作品16 第1楽章(グリーグ) ノルウェーの作曲家グリーグによるこの曲、冒頭の劇的なピアノソロは、テレビなど「悲劇的」なシーンのBGMでよく耳にするように思います。今回紹介するのは、ルービンシュタインの演奏。1975年の映像で、当時88歳!翌年には演奏活動から引退、晩年の見事な演奏です。