黒鍵ペンタトニック「ファイト!」(中島みゆき)

先月、先々月と70年代後半に登場した男性シンガーソングライターを紹介しました。そこで忘れてはいけないのが、女性シンガーソングライターの存在、中島みゆきです。
ラジオ「フォークビレッジ:の番組内での次世代のフォークシンガーを発掘するコンテスト「全国フォーク音楽祭」で1972年に中島は入選します。それから程なく1975年に「アザミ嬢のララバイ」でレコードデビューを果たします(なおこの曲で船山基紀は編曲家デビュー)。1977年「わかれうた」、1981年「悪女」、1994年「空と君のあいだに」、1995年「旅人の唄」、2000年「地上の星」と4つの年代にまたがってシングルチャート1位を獲得した稀有なミュージシャンです。長渕剛の楽曲アレンジでもおなじみの瀬尾一三との協業で、邦楽フォークソングの新境地を切り拓いた点で、大変重要な役割を果たしたといえるでしょう。
先述した「空と君のあいだに」と両A面曲として発売されたのが今回の「ファイト!」、現在までの中島の全シングル曲中最大のヒット曲(計146万枚)です。元々は1983年のアルバム「予感」からのシングルカット曲で、CM等のタイアップや他歌手によるカバー等も多く、とても人気の高い曲です。
この曲は全編、四七抜き長音階で出来ていて、上記の抜粋部分も黒鍵だけで弾けます。
前回、前々回と同様、発表当初はさほど目立たなかったのが、次第に存在感を増していったペンタトニックの曲を紹介しました。
