コードを学んで背面にあるハーモニーを見つけ出そう
メロディ(旋律)、リズム(律動)、ハーモニー(和音)を音楽の三要素といい、これらの要素が合わさって音楽が成り立つといわれます。
とりわけ、メロディ、リズムは音楽の前面に出てきますが、ハーモニーは背面で全体の調和のバランスをとる役を担うことが多くやや存在感が薄くなりがちです。ただしハーモニーが乱れると全体のバランスも崩れてしまうので、やはり不可欠な存在なのです。
背面に控えるハーモニー(和音)を譜面上で理解できると、より立体的に音楽の表情を把握することができます。ただ和音は下記のような団子状の基本形でなかなか現われません。
(和音の基本形)
メロディやリズムに応じて和音は姿を変え、下記の様に分散和音になったり、変幻自在でなかなか元の姿を現しません。しかも、もし分散和音を一音ずつ追いかけてしまえば、「木を見て森を見ず」、たちまち和音の正体を見失ってしまいます。
(分散和音)
正体をくらました和音の元の姿を探し出すにはちょっとしたコツが要ります。それに慣れるまで重宝するのが、譜表上の上部に書かれているアルファベットのコードネーム(以下コードと略)です。コードは第二次世界大戦後にジャズ・ポピュラー音楽で確立された和音記号です。その記号を見れば和音の音構成・響きが一目瞭然、画期的な発明だったといえます。ただしこの記号、戦前に確立してしまったクラシック音楽の譜面には記されていないことが大半です。ですが後付けでこの記号を書き入れるのは容易ですし、大変便利なので、知っていて損はありません。
(コード付きの譜面)
コードを学んで、楽譜の背景に隠れてしまっているハーモニーを探し出してみませんか?(過去にはこんな講座も実施しました。)
