- 春日部で40年。あなたの街の音楽教室。ミュージックファームぷりま

ピアノ・声楽・ギター・バイオリン・フルート・クラリネット

今月の一冊 H・グッドール著「音楽史を変えた五つの発明」

「音楽史を変えた五つの発明」

(H・グッドール著/白水社/ISBN(13) 978-4560081136

今回紹介するのは、5つの発明(楽譜・オペラ・平均律・ピアノ・録音技術)を基点に西洋音楽の歴史を眺めるとてもユニークな視点の本。著者が5大発明の中にピアノをチョイスしてくれたのは、本当にうれしい限りです。第4章ではピアノ史を、楽器が誕生した約300年前から古典派・ロマン派・近現代・ジャズといった具合に概観できるのでお勧めです。黒鍵ペンタトニックで記した「メリーさんの羊」のエピソードもこの本で知りました。‏

今月の一冊 上月正博・酒井博美著「こころとからだが楽になる音楽活用術」

「こころとからだが楽になる音楽活用術」

(上月正博・酒井博美著/風間書房/ISBN(13) 978-4759922899)

第3号で「ながら聞き」をおすすめしましたが、この本はまさしく日常生活の中へ上手に音楽を取り入れ、豊かに暮らす術が紹介されています。ストレス解消・安眠・認知症予防など、東北大学大学院医学系研究科の先生方によって書かれたものです。付録には音楽CDがついていて、演奏は私の師匠である角聖子先生が担当しています。最近はCD付きの音楽書も増えてきて、読んで良し、聴いて良し、楽しみが倍増します。

今月の一冊 伊東信宏編「ピアノはいつピアノになったか?」

ピアノはいつピアノになったか?

この本は「ピアノはいつピアノになったか?」という全8回のレクチャーコンサートを基に、補筆され書籍化したもの。毎回講師が異なり、おおよそ時代毎に現在とは構造が異なる当時の楽器を取り上げ、300年に及ぶピアノの歴史が紐解かれていきます。特に第5講の「ショパンとオペラ」は大変興味深い観点から切り込んでいるように思います。何より嬉しいのは、CDが付録され歴史的なピアノの音を聴けることです。

今月の一冊 岡田暁生「西洋音楽史」

「西洋音楽史」

(岡田暁生著/中央公論新社ISBN(13) ‏  978-4121018168

西洋音楽史の入門におすすめの一冊です。特定の時代に偏り過ぎることもなく、出来るだけコンパクトに平易な言葉で書かれている良書です。私が気に入っているのは著書の歴史観。最終章で「ポピュラー音楽の多くが、19世紀のロマン派音楽をそのまま踏襲している」という指摘は、実に的確だと思っています。さて著者は2013年から放送大学のラジオ講座で音楽史の授業を担当しておりました。ラジオ講座では、授業に沿って実際の音楽が聴けたのもとても良かったです。

今月の一冊 吉松隆「調性で読み解くクラシック」

「調性で読み解くクラシック」

(吉松隆著/ヤマハミュージックメディア/ISBN(13) ‏  978-4636909302)

当ブログのコーナー「ぷりま音楽歳時記」のアイディアの元になったのがこの本です。「調性」(西洋音楽の音階の体系)はなかなか理解しにくいところです。楽典を読んでも分かるようで分からない…。この本では様々な角度から「調性」についてアプローチしていて、説明もかゆいところに手が届くような非常に親切な本です。私が特に興味を持ったのが、第2章の「楽器からみた調性」です。楽器によって、得手不得手な調があるという視点は、まさに目から鱗でした。

今月の一冊 芥川也寸志「音楽の基礎」

「音楽の基礎」

(芥川也寸志著/岩波新書(E57)/ISBN(13)978-4004140573)

この本は新旧入れ替わりが激しい新書にもかかわらず、初版の1971位年から、おおよそ半世紀も現役で売れ続けているベストセラー本です。著者は作曲家で、かの文豪、芥川龍之介の実子でもあります。言葉では説明しにくい音楽理論の基礎を分かりやすく、しかも作曲家としてのオリジナリティある視点からも描かれていて、とても面白く読み進められます。私は冒頭の「静寂」が特に好きな文章で、度々読みかえしています。

今月の一冊 はじめに

「今月の一冊」は毎月発行するおたよりの1コーナーです。

日々の限りあるレッスン時間では、どうしても演奏指導に追われてしまいます。ですが日々の練習に加え、幅広く音楽に触れることはとても大切だと思っています。このコーナーでは毎月、音楽に関係するおすすめの本や映画などを紹介していきます。日々のレッスンに少しでも彩りが添えられれば幸いです。

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